
1780年5月4日、ダービー卿エドワード・スタンレー・スミスによりイギリスのロンドン郊外エプソムで3歳馬限定の高額賞金レースが開催された。これが世界の競馬開催国に広がっているダービーの原点である。我が国でもイギリスのダービーに相当する大レースを設け、競走体系の確立と競走馬の質的向上を図るという意図から、1930年4月に東京競馬倶楽部が発表した「東京優駿大競走編成趣意書」に則り、1932年4月24日にサラブレッド系3歳馬による芝2400mの競走が目黒競馬場で施行された。当時、「東京優駿大競走」と呼ばれたこのレースが第1回『東京優駿(日本ダービー)』である。以来、クラシックレースの最重要レースとして競馬関係者なら誰もが獲得したい至高の栄冠となっている。また競馬ファン以外の関心も高く、馬券売り上げこそ年末の有馬記念に譲る第2位であるものの、入場人員は常にトップクラスを維持し続けている。長らく外国産馬を排除していたが、2001年より制限付きながら外国産馬の出走も認められるようになり、真の3歳馬実力日本一を決定するレースとして、今後も競馬界に君臨することだろう。