
菊花賞は3歳クラシック競走の最終戦であり、「三冠」の最後の関門である。範をとったイギリスのセントレジャーはダービーより古い最古のクラシックレースであるが、日本ではダービーより6年遅れて創設された。1938年『京都農林省賞典四歳呼馬競走』として第1回が行われ、その後呼称が何度か変わり、1948年に『菊花賞』と改称されて現在に至っている。改修工事で阪神競馬場で施行された1979年以外、創設以来菊薫る秋の京都競馬場3000mで施行されている。2000年より3歳馬のジャパンカップ挑戦を促すため3週繰り上がられ10月下旬の開催となった。
イギリスでは3歳の有力馬はほとんどフランスの凱旋門賞を目標とするようになり、本家のセントレジャーは今や権威低下が著しく、秋季に権威ある3歳限定戦が残るのは事実上我が国だけになってしまった。運が大きく左右する皐月賞、ダービーに比較して「もっとも強い馬が勝つ」いわれ、3歳馬の実力一を決める競走とされている。「馬肥ゆる秋」というに相応しくひと夏を過ごしたサラブレッドが大きく変わりを見せて台頭する例も少なくない。また長距離馬の活躍舞台でもあり、春の大物が人気になりながら馬群に消えたことも数多い。